メガネをかけ始める目安

メガネをかけ始める目安

たとえば視力が0,1ぐらいでも、学校の席が一番前の真ん中で、担任の先生が大きな字を書いてくれれば、学年にもよりますがメガネはかけなくてもいいでしょう。逆に0,5視力があっても、席を前にしてもらい続けることが難しかったり、担任の先生が小さい字を書いたり(上の学年になると教科ごとに先生が変わったり、教室が変わったり、環境を確保し続けるのが難しくなります。)するようでしたら、メガネが必要になってきます。

学校の先生、塾の先生、部活やお稽古ごとの先生などに、我が子が目を細めたり見づらそうな素振りがあれば教えてほしい、とお願いしておくのも手だと思います。家では、本を読んだり、TVを見るとき、勉強するとき、遊ぶとき、ご飯を食べるとき、何気ない普段の行いを横で見守っていただきたいと思います。また昔から言われることですが、読み書きをするときの姿勢や手元の明るさの確保は小さいときに癖をつけておくと、ご本人がたとえメガネをかけたとしても、働く年になったときの疲れ方や頭痛肩こりなどに大きく関わってきます。ご本人の大事な財産になりますので、ぜひよい姿勢で読み書きできるようにさせてあげてください。

また親御さんがメガネをなるべくかけさせたくなかったり、ご本人が見づらくないとおっしゃられても、近視の度数が-3,00あたりまでになってきたら、メガネをかけ始めてもらう必要があります。ここでがんばってかけずにいると、将来メガネがかけられない社会的な(?)病気になってしまう可能性が高くなります。メガネをかけると気分が悪くなったり、頭が痛い、吐き気がするということでメガネがかけられない人になり、コンタクトレンズ(CL)のみ使用して、過ごすようになります。すると今度は体調や目の調子、CLの劣化などがあっても、見えないと生活できませんから、CLをムリヤリ装用して、黒目(角膜)をぼろぼろにしてしまい、視力がでなくなってきます。ですからメガネの開始時期は適切なタイミングでかけられるようお近くの眼科で必ずご相談ください。