遠くを見やすくする(近視矯正)方法

遠くを見やすくする(近視矯正)方法

現在確立されているものは5通りあります。特徴をお知らせしておきます。

①メガネ・・黒目(角膜)を傷つける心配がなく安全です。掛け外しが簡単でケアに手間や費用がかかりませんが、曇りやすく、視界がせまい、目がつかれやすい。注意点:合わないメガネは体調を崩す原因になります。環境の変化などあった場合は確認しましょう。10歳代では年に一度はレンズ交換するつもりでいてください。

②コンタクトレンズ(CL)・・メガネに比べ視界が広く顔の印象が変わりません。目やCLの調子が悪い時は使用不可。調子が良い時でも3か月毎の定期検査が必要です。必ずお持ちのCLに合ったケアを行ってください。注意点:原則メガネとの併用が必要になります。

③オルソケラトロジー(オルソ)・・特殊なCLを眠っている間に装着することによって日中はメガネやCLを装着しなくても裸眼で過ごせます。目やCLの調子が悪い時は治療を中断する必要があり、その時は近視にもどります。CLと同様、調子の良い場合でも3か月毎の定期検査が必要です。注意点:治療継続中は近視がない状態ですが、中断もしくは終了すると元に戻ります。CL以上に自己管理が大切になります。

④LASIK(レーシック)・・短い手術時間でメガネやCLから解放され、裸眼で日常生活を送ることができます。手術効果は持続しますが、生理現象として将来老眼鏡は必要になってきます。注意点:術後の見え方・変化などを確実に理解して手術をうけてください。術後1年はドライアイ傾向がつよくなります。術後診察は重要になります。

⑤フェイキックIOL・・角膜がうすいもしくは近視が強いなどの理由でレーシックが受けられない方が対象となる手術です。目の中に特殊な人工レンズをいれます。日本でも厚生労働省の認可がおりましたが、実施している施設はまだ多くありません。

それぞれメリットデメリットがあり、一概にどれがいいとはいえません。ご家族やお友達とも良く相談してみてください。もちろん那覇眼科医院にても相談にのります。